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中学生の成績アップ!効果的な学習法と親のサポート術2023.12.28

「自分の子供の成績がなかなか上がらない!」というお悩みをお持ちの保護者の方は大勢いらっしゃると思います。保護者様の中には「うちの子は頭が悪いから」と思っている方が多いのではないでしょうか。しかし、声を大きくして言わせてください。成績の上位の生徒と下位の生徒の差は頭の良さ(知能指数)ではありません。ズバリ、効果的な学習法を実践しているかどうかの差です。そんな保護者の方々に私どもの長年の経験から、効果的な学習法と親のサポート術を共有させて戴こうと思います。

 

 

1.“わかっていないこと”が明確か

成績が上位の生徒に「どこがわからないの?」と尋ねると、例えば数学では「速さの文章題でつまずくことが多いです。」とか、英語では「仮定法の文の作り方がわかりません。」とか答えてくれます。反対に成績が伸び悩んでいる生徒に同じ質問をすると、「全部。」とか、「どこって言われても。」とかあやふやな答えが返ってきます。しかしそんな生徒でもテストをしてみると、決して全部できないわけではなく、できる問題も多いことが分かります。

なぜ毎日同じ授業を受けているのに何が異なるのでしょうか。

成績が良い生徒は、テスト前に自分が「わかっている部分」と「わかっていない部分」をだいたい『分別』しているのです。つまり、どんな問題を勉強すれば今より高い点数を取れるようになるかということがわかっているということです。よって、テスト前には「わかっていない部分」だけを勉強すれば良いので、時間も短くて済みます。一石二鳥。

対してテストでなかなか良い点数が取れない生徒は、「なんとなくわからない気がする。」という、『分別』をしていない状態でテスト勉強を始めてしまうため、対策が終わらないうちにテストの日を迎えてしまうのです。

保護者の皆様は、お子様が「何がわかっていて」、「何がわかっていないのか」を明確にしてあげることで、普段の学習が圧倒的に効果的になります。当塾では、それぞれの生徒がまず何がわかっていて何がわかっていないのかを明確にしてから授業の計画を組むよう、日頃から心がけています。「わかっていないこと」が明確になり、学習の目的が明らかになれば、勉強も楽しくなってくるはずです。

 

 

2.“わかったつもり”になっていないか

「家庭教師がついているのになかなか成績が上がらない。」とか、「学校の授業は理解できているようなのに、テストの点数が高くならない。」という悩みをお持ちの保護者の方が、当塾に相談に来ることがよくあります。そこで私たちは『そういったお子様は、新たなことを学習した瞬間は「なるほど!」と本当に理解できていると思います。しかし、それだけで次の学習に進んでしまっていませんか?』と答えます。

実際にテストを受けた時に、「あれ、あのときわかったと思ったけど、どうするんだったかな?」という状態になっているのではないでしょうか。

上記のような生徒については瞬間的には理解できていても、しっかり身についていないということが分かります。自転車に乗ったり、好きな歌を覚えたりするのと同じで、理解した後になるべく早い段階復習をすることが大切です。復習は似た問題を実際に解いてみたり、ワークを何周もしたりするでも大丈夫です。とにかく、自力で解けるようになったかどうかを「確認」する必要があります。そのように学習したことは、一旦身につけてしまうとしばらくは忘れません。

保護者の皆様はお子様が「分かった!」と言っても本当に自力で解けるかどうかを「確認」するようにしてみて下さい。当塾では新たなことを学ぶ解説授業の後、演習、宿題、テストの3段階の確認を行い、生徒を「わかったつもり」でなく「身についた」状態にします。

 

 

3.ケアレスミスが直らない

生徒や保護者の皆様は「ケアレスミス」というものを甘く考えていませんか?「この子は解き方が分かっているのに、つまらないミスをしてしまうんですよ。」とおっしゃる保護者の方が多いです。ケアレスミスは伸び悩む危険信号です。そんなお子様の傾向が見られたら、ノートを見てみてください。きっと次のような2つのパターンに分かれます。

1つ目のパターンは文字や数字が乱雑すぎて、自分が書いたものが自分ですら区別もつかないようなノートです。このような生徒は、しっかりとした字でノートをとる習慣をつけさせないと、いつまで経ってもケアレスミスが直りません。

2つ目のパターンは逆に綺麗すぎるノートの生徒です。どこにも間違いがなく、丁寧に書かれたノートは美しく見えますが、罠です。このような生徒は自分が間違ったときに、消しゴムで間違いをきれいに消して、正解を書いています。そのようなノートでは自分がどこでケアレスミスをしたのか、又はしやすいのかがわかりません。間違えた時には、間違った箇所を赤ペン等で印をつけて、正解を書くという作業が必要です。それを続けると、自分がケアレスミスをしやすい箇所を一目でわかるノートになります。また赤ペンで書き入れることによって、より強くケアレスミスを意識できます。ノートを綺麗に完成させることはとても重要ですが、本来の目的を見失ってはいけません。

保護者の皆様はご家庭で学習しているお子様のノートを是非チェックしてみて下さい。

当塾では間違えを発見したとき、どこで間違ったのかを生徒に自力で見つけさせます。それでも見つからない場合、講師が間違いを指摘し、赤ペン等を使って直させます。これによってテスト前には赤い部分だけを見直すことで、自分が間違えやすい部分を素早く確認することができます。

 

 

4.テストが時間内に解き終わらない

テストは一定の時間で解くことを義務付けています。つまり「正確に解くこと」と同じくらい「速く解くこと」が重要です。速く解くために必要な力は「集中力」です。

問題を解くのが速いお子様は、聞いてみると自宅でも長時間勉強している子が多いです。

集中力の高い生徒はあまり周りのことを気にせずに今やっている問題に没頭している傾向にあります。反対に問題を解くのが遅いお子様は、周りのことが気になったり、今やっている勉強以外のことを考えたりしていて、勉強の内容がうまく頭に入っていない傾向にあります。しかし、集中力が散漫な子は、単問を解くことに長けており、ミスが少ないという良い点もあります。そのような特性は大事にしたいのですが、ことテストでの点数だけを考えると不利になってしまいます。対策はあるのでしょうか。

集中力を高めて、テストを時間内に終了させる力を養うためには、アラームを利用すると効果があります。演習をするときに時間を決めて何分以内に解くという習慣をつけることが必要です。時間を決められることが最初は抵抗を感じるかもしれませんが、それでも習慣づけていくことが大切です。テスト勉強時だけでなく、宿題をやるときも時間を設定し、終わらなかった問題は、翌朝早く起きて実施すると、朝勉強の習慣も付き、なお良いでしょう。保護者の皆様もぜひアラームを活用してみて下さい。

当塾でもアラームを利用して問題を解かせる場面が沢山あります。

これは一定の時間内に終わらせるという習慣をつけるためです。



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